闇の左手
アーシュラ・K・ル・グィン, 小尾 芙佐, Ursula K. Le Guin
なんとも言えない読後感。しっかりと組み立てられた世界観の元に繰り広げられる、ラブストリート呼んでもいいのではないかな。状況次第で男性にも女性にもなってしまう、しかも自分の意志では決定できないという設定。より男っぽいと思っていた人物がまさかのメタモルフォーゼ。突如襲う股間の痛み。女性化の描写はショッキングであり痛々しくもあり、感動的でもあったような記憶が・・・。より相手を思っているほうが女性化してしまうのではと当時読みながら思ったなぁ。
これも読んだのは一昔以上も前。当然古本屋にて入手、バカ母の手で処分された一冊です。